庭では、のびるの白い花が咲いています。
スーと伸びた茎から、白い可愛い花がいくつも咲いていました。
少し外出しました。
ファション街のお店では、人はまばらでした。
軽やかな洋服がたくさん飾られて、着てみたいなと思う洋服がいくつかありました。
洋服が何となく、息吹がないような感じでした。
洋服に活気がない感じでしょうか。
着る人がいてはじめて洋服は息をするのかもしれません。
人と分り合いたいのに、中々分かり合えず、話していても何となくしっくりこない。
話していてもどこか、距離を感じる。
それで、寂しさや孤独を感じる。
そんなお話をよく聞くことがあります。
何となく自分で壁を作っているように感じる。でも、どうしていいか分からない。
そう話される方も。
様々なことが原因で、心、自分の内面に知らないうちに壁を作ってしまいます。
その壁は、目に見えません。
生まれた時は、なかった壁も日々の生活の中、成長と共に壁ができていきます。
その壁の厚さは人それぞれ。
自分の影、エゴを見せたくなく、つくろうため、壁を作ってしまったり。
自分の内側ではなく、外側、外の景色や人々を意識してしまいます。
そして、私たちの身体には、範囲というか外側の境目があります。
そんなことは、普段、自覚したことはないと思うのですが。
全身は、皮膚で覆われています。口の中や身体の穴には、粘膜で感覚が敏感ですね。
その外側と自分との境目に意識はありませんが、ガードしてしまいます。
その身体の皮膚を自分で触ったり、人に触られると、自分の身体の存在や皮膚感覚が明確になります。
自分の周りの全て。
空気、空、風、雨、陽射し、石ころ、雑草、たくさんの人たち、花や木々。土、虫達、鳥達、犬や猫、その他の動物達etc・・・
自分の周りの物。例えば、パソコンやスマホ、机、コップ、椅子etc・・・
自分の身体の輪郭、皮膚感覚を感じた次に、
自分の外側の全てを感じてみる。
そして、自分の内側からゆっくりゆっくり深く深く自分を感じてみる。
身体の輪郭を感覚でなぞり、その輪郭を感じ、その輪郭を溶かしてみる。
自分の身体から飛び出してみる。
自分の輪郭が消えて、自分の内側から、自分の周りと一つになるような感覚になる。
その時、自由を感じ、孤独を忘れてしまう。