電線のあちこちに、様々な鳥たちがとまり鳴き、立体的に聴こえてきます。
会話しているようです。
子供達の声が聴こえてくるようになり、お母さんたちの会話の声も聴こえてきます。
弾むようです。
人には様々な記憶があります。
意識化されたものもあり、無意識化されたものもあります。
身体の感覚を伴った記憶は、しっかりと意識に刻み込まれます。
特に、皮膚感覚が残ります。
同時に、その皮膚感覚とともに、他の感覚の記憶が同時に残った時、強くその記憶は残ります。
感覚の中でも、香り、嗅覚は、いちばん早く脳に伝達されます。
アロマはその為、効果がとても早く現れます。
皮膚感覚と同時に、嗅覚、視覚、聴覚、味覚が、感じられた時、その五感と同時に記憶は強く残ります。
それは、身体と心の中の同時に、感性が働き記憶されるからです。
この五感を同時に、感じられるのは、食事です。
小さな頃、この五感を感じながら、人と楽しく食事することが、大切なのはこのことからです。
料理は作っている過程から、料理する音、香りが始まります。
和食には、盛り付けという視覚も大切にされています。
会話をしながら(聴覚)、味わい(味覚)、料理のかおり(嗅覚)を味わいます。(味覚)
これが、小さな頃からの大切な感性の元になります。
そして、外で、できれば、自然の中、たくさんの年齢が様々な仲間とともに遊ぶことで、五感で感じられます。
森には、そのまま食べられるものがあります。
あけびやコケモモ・・・
大人になった時、この記憶が生きる力となります。
逆に、無意識には、感じたくない、忘れてしまいたい記憶が残ります。
そのエネルギーが身体にも残ります。
恐怖、不安、痛み、怒り、悲しさなどの記憶です。
万葉集では、かなしさなどは、あわれとともに、自然とともに表現されています。
月や山や自然とともに、自分の感性の影を表現し、内省されています。
積み重ねて、無意識や身体の中に押し込まずに、歌という形で、感性とともに表現されていました。
現代の私たちもそうできればいいのですが、情報量の多さや複雑さが増し、中々それでは消化できなくなってきており、
堆積されてきています。
では、どうすればいいのでしょうか。
よく言われるのは、潜在意識の書き換えや思考の現実化です。
鏡の法則などもよく説明されています。
書籍はたくさんあり、ビジネスにもよく利用され、その講座もたくさんあります。
でも、それでも、なかなか対応しきれないことがあります。
その時は、まず、階段を一段ずつのぼるように、ゆっくり自分と対自と内省していきます。
急ぐと、未消化のままになります。
そして、次にクリアリングです。
エネルギーでのクリアリングが負担なく楽で早いです。
特に、脳や身体のクリアリングが大切です。
記憶は感性や感覚を伴ったものなので、粘着性がありますから、
心や感情に焦点を合わしすぎると、余計に重くなっていきます。
できるだけ、軽やかに楽に、様々なものを心身から開放していくことを選択していき、実行していってください。