レンタルルームやホテルの喫茶にて(京都町家レンタルルーム、京都キャンパスプラザなど)
出張サロン Luce(ルーチェ)
オンライン・電話等によるセッション・講座受講も可能です。
  1. ブログ ほほえみの扉  Luce(ルーチェ)武藤浩代
  2. 生命
  3. 古代の集落から続く日本の空間と自然のつながりの和合。
 

古代の集落から続く日本の空間と自然のつながりの和合。

古代の集落から続く日本の空間と自然のつながりの和合。
暑くなってきました。空は抜けるような青空。
日中は、30度を越えたようです。

庭では、南天の花が満開で、蜂がやってきます。
落ちた花弁を雀が拾いにやってきます。

縄文時代は、木の柱と炉端の火を大切に、自然と共に生活していたことが発掘でわかるそうです。
動物や植物も埋めた跡があります。人も動物も植物も同じように大切にしていた跡です。

昔の日本家屋には、その名残で、大黒柱や囲炉裏、かまどがあります。
家は、霊の宿る子宮とも。

古事記には、創造神、自然神(山、水、土など)が最初の神として書かれています。

天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神。
の三柱の神の記録があります。

天河大辨財天社の御祭神には、神代天之御中主神より百柱の神とあります。

自然神は、柱とついています。

柱は、私たち、ひとりひとりの中心軸であり、父なる天、母なる大地とつながるものです。
私たち、ひとりひとりの中に、柱があります。

そして、家の中心には、生命の源である火、つまり、霊(ひ)があり、柱(大黒柱)があります。
家全体は、私たちの生命が宿る子宮。

ひとりひとりに、天と地をつなぐ中心軸の柱があり、霊性(魂)があります。
そして、家の中心には、柱と火があります(大黒柱と囲炉裏)。

日本家屋には、様々な空間があります。
縁側、土間、鴨居の上の欄間、中庭、違い棚、床の間。
大黒柱とそれぞれの部屋をつなぐ敷居。

大黒柱を中心に、様々な空間があり、そのに人は、ゆったりとした余裕を感じ、その空間と過ごす様々な作法や四季折々の行事がありました。

私たち、ひとりひとりに霊性があり、その住む家にも神聖なる空間がありました。

そして、縄文時代の集落は、円を描くように建てられていました。
全てが和でした。

京都には、夏に祇園祭が長い期間あります。
いつもなら、様々な鉾のお囃子が鉾町の様々なところから聴こえてきます。

7月17日には、山鉾が京都の町を巡行します。

山鉾は、まるで動く柱のようです。
それぞれの鉾町の装飾品や神が山鉾に乗り、動きます。
山鉾は、天と地をつなぐ柱のようです。

京都の町には歴史があり、町衆の集合体の力はとても大きなものでした。
祇園祭も町衆の力で初まりました。

織田信長が京都の町の碁盤の目の通りを作り始め、ほぼ、豊臣秀吉の時には完成されていました。
今も、京都の町の通りは、碁盤の目です。通りの歌もあります。

その通りにそい、区画があったのですが、井戸を中心にして四つの町がありました。
その井戸を四つの町が共同で使用していました。
その井戸端会議で、町の情報が京都中に伝わり、京都全体の町衆の結束力が強かったのです。

井戸は生命の源である水を産むところです。そして、井戸は地ともつながっています。
その井戸を中心に円を描くように、京都全体の町衆がつながり、家もつながっていたのです。

ひとりひとりの柱(中心軸)と霊性(魂)

家の柱と火。そこには霊性の宿る家という子宮。

町全体が円を描くようにつながる。町全体が一つの大きな円、輪、和合です。

人、家、町に中心という柱があり、霊性があり、円を描き、和となす。

それが、この国で、私たちの歴史と続いている霊性ではないでしょうか。

対立、闘いではなく、私たちの深い底、源には、和合の歴史が刻まれているのではないでしょうか。

Luce(ルーチェ)

ほほえみの扉を開き、自由に無限に日々を過ごしましょう!

オンライン・電話等によるセッション・受講可能です。お気軽にお問い合わせください。

☎ 080-3767-5622  ≫サロン案内はこちら

インターネットご予約