日中、風が強い時がありました。
風が吹いている時、何気に外を眺めました。
小さな雑草や広葉樹や針葉樹。
全て揺れ方が同じではありませんでした。
場所にもよると思うのですが、大きな大きな大木の広葉樹は、枝ごと揺れていました。
低位置の小さな雑草はそれほどでもありません。
松の木は、葉が直線なので、ほとんど揺れていません。
物理的には抵抗が大きいものが揺れているだけなのですが、
それぞれだなあと、何気に思っていました。
大きさや高さで揺れ方が異なります。
時間の流れや揺れも、ひとりひとり同じではありません。
その人、ひとりひとりのものです。
この地球にある全てのものは、地球から生まれたものです。
もしかしたら、宇宙からきたものもあるかもしれません。
私たち、人間は、生命、息をして動くものが生命だと思っているかもしれません。
私は小さな頃、空き地や道の片隅、公園に咲く雑草をしゃがみ込み、長い時間、座り込んで見ていました。
心の中で話しかけていました。
空や風、特に雪には、話しかけていました。
木には、新緑や紅葉の時期には、特に話しかけていました。
その時期の葉の彩りや変化が好きだったからだと思います。
今、目の前にある机、椅子、パソコンも地球からの贈り物です。
たまに、道を自転車で走っていると、
小さな子供のサンダルや靴下が片っぽ落ちいてます。
大人の手袋やスカーフなども。
持ち主は誰だろうと、想像しながら、道の端によけたり電信棒にかけたり。
この地球の目の前にある全ては、私たちと同じもの。
その目の前のものと同調し、ただ、同じ位置に立ってみた時、
何か自分の中から変化が起きてきます。
何か動かなければ、変化を起こさなければ。。。
そうではなく、今、目の前に映る空を景色を眺め、自分を感じ、その景色を感じてみた時
何か自分の中の静寂を感じることから、何かが動きはじめる時があります。