暖かな日で、ジャケットがいらないくらいでした。
桜の咲く公園から、子ども達が遊び笑い声が聞こえてきます。
テニスのボールの音も響きます。
のんびりとしたこの街から、自分の故郷の京都へ向かいます。
バスと電車の乗り継ぎです。
街により、空気感が違い、温度や湿度も違い、感覚が察知します。
空の色も違います。
年齢を重ねると、変化が怖くなります。
ギュッと握り締めたり、動かなくなったりと、今の状態や安定を握り締めてしまいます。
今のような状況でしたが、出張で京都を長期で離れ、変化もいいなあと実感でした。
今は便利になり、環境や住む場所など、気軽に変えられるようなシステムが整っています。
マンスリーマンションや自治体が格安で貸してくれる借家、24時間オープンのレンタルオフィス。
短期間でも良いので、さらりと、様々な人間関係や状況など、思い切ってパッと手放してみると、
自分の本音、本心に気付きます。
思ったより簡単にできるものだと今回、気付きました。
自分に還る旅。
いちばん最初に、手にした感情や思い込み、エゴ、欲望etc・・・
を手放す旅かもしれません。
特別なことはしなくていいです。
リラックスして、ゆるんで、赤ちゃんが眠る時のように、手のひらを開いてみると、
簡単に手放せるのだと。
皆さんは、いちばん怖いものはなんでしょうか?
生命の危機ではないでしょうか?
安全、安心、自由。
その為のお金。
逆に、不安定で不自由になっているかもしれません。
今までのシステムや定型が崩れていく中、
身体は大切にしていただきたいのですが、
こんな日々だからこそ、自分が人生でずっと握り締めてきたものに気付き、
呼吸を深くして、パッと手を広げてみると何かが見えて、気付くことができるのではと思う日々です。