梅がほぼ満開で、白、紅、桃色、黄色が彩り、甘い香りが広がっています。
たくさんの鳥達の鳴き声が響き、樹々や周りの調和。
庭先には、チューリップの可愛い花も見かけます。
冬から春が移りゆく素敵な時です。
店頭には、お雛様のあられなども並びはじめ華やかです。
暖かな日が続き、冬のままのセーターを着ていると、あつ〜と感じます。
ひとは、ひとりでは生きることは簡単ではありません。
家庭、家族、親族、会社、学校、趣味の会、友達、地域、国など、たくさんの集団に属して生きています。
寂しさもありひとりで生きれないこともあリますが、知らぬ間に見えない人達の力で生きています。
例えば、苺を買い家で食べます。
苺を育ててくれた農家の方達。
苺を運んでくれた方達。
その苺を仕入れ店頭に並べてくれた方達。
レジの方達や八百屋さんの店員さん達。
苺を購入するお客さん達。
苺を購入する為には、代金が必要です。
その代金の背景にも、たくさんの方達がいます。
自分では気付かない間に、苺を通してたくさんの方達とつながっています。
この苺をひとりで作り食べるとなると、それはそれはたくさんのエネルギーが必要になります。
ひとは独立しては生きれません。
日本の人々は古来より、ひと、自然、海、川、池、土、山々、樹々、草花、農作物、たくさんの動物たち、数知れぬ生命と
つながり共に生きています。
たくさんの協力と共に生きています。
私は小さな時、いつもひとりで孤独で自分で何とかするしかなかった場面がたくさんありました。
それゆえ、今のたくさんの力がつき、今の私がいます。
甘える、頼ることがどうしたらいいのかわからず、言葉の伝え方もわからない日々が続きました。
このことは、受けた虐待から黙るしか方法がなかったので、それもひとつの起因です。
でも、それを理由に逃げていては何にもなりません。
言葉なくコミュニュケーションを取る方法があり、それがなぜか幼少からできていたこともあります。
それが、今のセラピーに通じています。
私は、11歳から自立がテーマです。そして、今もです。
独立を自立と勘違いして、走り続けていました。
甘える、頼る、協力することと
依存することの境が
分からず走り続けていました。
私は、両親がいるとはいえ、甘えること頼ることをできる環境ではありませんでした。
だからどうしたらいいのか分からず、模索してきました。
甘えること頼ることは頭で考えることではなく、実際、心と身体で感じて体験していくことを、自分なりに続けていきました。
たくさんの失敗をしてきましたが、その分、得ることは大きく、私の心身に深く刻み込まれています。
そうすると、心身共に満たされた時がきました!!
依存、独立ではなく、
自立、甘えること、頼ること、協力すること、助けてもらうこと、待つこと、育てることが
思考ではなく、心身から感じられて身につき、自然に言葉にでき、行動できるようになり、自然に人が集まってきました。
自分を愛すること、
自分を大切にすること、
自分を信じること、
自分を認めること、
自分ひとりではできないのです。
たくさんの人達とつながり、たくさんの人達の協力と行動や心があり、
はじめて自分を愛することができるのです。
あなたの属するたくさんの集団の中、
自分を生かし、日々、生きてみてはいかがでしょうか。
隣に座るその方に、言葉にできなくても心や身体で感じたことを、心でぜひ、つぶやいてみてください。
何かが変わっていきますから。