曇り空で、いつもより鳥達の鳴き声が少ない朝でした。
少し冷んやりした風がスーと入ってきます。
カタバミのピンクの花は、陽射しがないので咲いていませんが、ドクダミの白い花はたくさん咲いています。
杉山清貴さんの新しいアルバムが発売され、ここ数日、聴いています。
毎年、決めたテーマでアルバムを作られるようです。
「Rainbow Planet」というアルバムです。
歌詞カードには、虹色の柔らかい色と共に歌詞が綴られています。
ふんわりと優しいアルバムで、とても気に入っています。
一曲目は、十代の頃の仲間、オメガトライブの方達との歌詞でしょうか。
DVD の二曲目は、高校時代の二人の仲間の
作詞家、松井五郎さん、作曲家の千住明さんの曲の「Hand made」
です。
曲の最後には、指揮をしていた千住さんと杉山さんがしっかりと笑顔で握手します。
そこには、十代からのお二人の連なっている時間と空間があるようでした。
杉山さんは、14歳の時に、ギターと出会い、そこから好きな歌を、ただ、続けてこられているそうです。
今年の7月の誕生日で61歳。
今も14歳の時のまま、そのまま好きなことを続けてきただけだそうです。
高校時代の仲間やその当時のグループだったキューティパンチョスのメンバーや仲間ともずっと歌を続けてきておられます。
テレビに出演されることはほとんどありませんが、コンサートの本数は年間、すごい数で驚くぐらいです。
ただ、好きなこと、歌を仲間とずっと続けてきた。
島を訪れ、海で過ごし、波と共に過ごす。
毎年の抱負を作ったこともないが、その時その時にやりたいなあ〜と、願っていたことが、
そんな仕事が目の前に自然にやってくる。
と、話しておられました。
自分の好きなことをずっとそのまま、何も考えず、自然に、そのままふわりと、続けてきておられるようです。
特に、歌のレッスンやボイストレーニングもされたことは、ないそうです。
でも、音域は広く、高音もとてもきれいな声です。
好きなことやっていくということは、こんな感じでスーと、自然にかなうものだと
杉山さんを見ていると思います。
波や風のように、とても自然で。
でも、プロフェショナルで。
十代の頃の仲間と、60歳になっても、好きなことを続けていることの素晴らしさ。
好きなことでずっと生きていける。
それも簡単に自然に。
いろいろあるのかもしれませんが、本当にすばらしいの一言です。
思考せず、リラックスして、体感しながら、楽しみながら、ただ素直にそのまま、続けていく。
そんなお手本を見ているようです。
幾つでも構わないと思うですが、何かとにかく好きなことをずっと続けた時、
必ず目の前に、扉が現れるので、ぜひ、その扉を開いて見てくださいね。