風が強く、綿飴のような雲が流れていきます。
空は青が濃い色です。
アザミがどんどん大きくなり、花が間も無く咲きそうです。
早朝、名前はわからないのですが、小鳥が屋根の集まり、鳴いてみんなで話していました。
とても可愛い鳥達でした。
朝陽はとても強い光です。
今日は、満月ですね。
大きなくっきりとしたお月様です。
芥川龍之介の「神々の微笑」という、短編があります。
ここに、日本の秘密が書かれています。
老子のタオコード。
レオナルドダビンチのコード。
最近では、この二人のコードの重要性がよく伝えられています。
芥川のこの小説と二人のコードと通じるものがあります。
日本の古来の神社には、自然神が祀られているものが多くあります。
縄文時代やアイヌの世界にもです。
アイヌの生活には、カムイがたくさんいました。
カムイは神です。
風、太陽、火、水、熊など、自然界全てが神でした。
もちろん、人間もです。
疫病や土さえも人間と同じ神でした。
日本は、自然が全て神でした。
それはどういうことでしようか。
個人主義、物質主義ではなく、
全てがつながっています。
川の流れ、樹々のせせらぎ、風、太陽の光、月明かり、草花、樹々、
春夏秋冬、虫の声、山々ertc・・・
四季折々の行事、食べ物、着物、風景、空気感etc・・・
万葉集、松尾芭蕉、
童謡など、
風景や自然とつながった詩があります。
ただ、草花や月のうつろいを見て、五感で感じ、自分と一体化していく。
特に、意識することなく、それが日々の暮らしの中に、当たり前に私たちの五感の中にありました。
実はそれが、日本の秘密です。
全てが一つになる秘密です。
自然とこの星の生命全てと人が一つになる。
区別がなくなるほどです。
そこには、争いや競争、上下などなく、一つになる大きなひとつの生命になります。
宗教、政治などによるコントロールは、ありません。
心も身体も開放され、全てが一つになり、
ひとりひとりが尊い神であることを、日々の中で当たり前に感じていたのです。
当たり前すぎて、特別なことではないのです。
今日の夜空の満月を見て、自分と一つになってみてください。