風が強い日で少し肌寒い日でした。
いつものように、雀たちやつばめが元気よく鳴いていました。
買い物に行くといつもの魚屋さんが、直送の活きが良い魚をよく通る元気が良い声で呼び込みをされていました。
きれいな魚たちとそのお兄さんのおかげで、買い物をしながら笑顔になりました。
そのお兄さんと他のお客さんとの、魚を通してのやり取りもとても心地よくて、身体も暖かになったように思いました。
私は、その横でお刺身を買いました。とても美味しかったです。
いろんなグループがあり、人それぞれ、たくさんの人がいるからこそ、楽しいし単一にならずバラエティに富んで楽しくバランスがとれている。
そのことはよくわかっていますが、私は個人的には穏やかで静寂で透き通るようなエネルギーがとても落ち着きます。
ひとりでいる時間がとても落ち着き、やりたいことがやれて本当に嬉しく楽しいのです。孤独を感じないのです。
エネルギーがとても強く、パワフルな方達とのおつきお会いもたくさんあります。
グループの大きさや循環するエネルギーもとても強く、すごいなあと感嘆します。
私が最も尊敬する武術家の甲野善紀先生、独立数学者の森田真生氏のお二人も、全国展開でとてもたくさんの方達が集まる、様々な活動をされています。
お二人のたくさんの方達が参加される講演会なども、参加させていただきました。
不思議なのですがたくさんの方達が集まる会でも、お二人が中心となりとても静かで穏やかな空気が流れます。
たくさんの方達の中にいても、ひとりでいる時と変わらない静寂が私の中にあり、他の方といることも心地よく感じます。
理由はうまく説明はできないのですが、感覚ではよく分かります。
甲野先生も森田氏も静寂さがある透明なエネルギーで、それがどんな方とも調和していく感じがしています。
もちろん、私が大好きな方達という感情もあります。
武術は、勝ち負けではなく目の前の方を感じ調和し、相手のエネルギーを自分のものと調和して一つとなる。
それを武術で向かい合い、自分の全てを使い感じていく。
私のセンションでも、目の前の方と調和していきます。
もちろん、仕事の内容上、ドン!と、感情のエネルギーを受けることはあります。
日々のネットワークから来る情報も、ドン!と来るものが増えてきているように感じています。
闘い、対立、喧嘩は、何の解決にならず、
服従も、叱咤激励も、我慢も、判断も、
循環も調和も生みません。
沈黙を選択することも、時にはあります。
消えることを選択することもあります。
言葉を超えて、感じあえる調和。
理屈や言葉では説明することができないものを、現実に見せていただく。
それが、甲野先生の武術の技。
そして、森田氏の数学の情緒。
かなと、私は確信しています。
皆さんが、言葉を超えて表現される調和は何でしょうか。
私は、セッションの全てです。目の前の方との調和です。
そんな大きなことは私は何一つしていない。
そうでしょうか。
料理をする時、目の前の材料を感じながら、いちばん美味しい料理を友人、家族、お客さんに作ること。
自分と材料(野菜やお肉や魚など)、その料理を食べてくれる人たちとの調和ではないでしょうか。
花をいける時、自分とお花と花瓶、周りの風景との調和。
茶道はお客様を招待し、敵味方、上下なく、お茶の場ではただ調和していく。
茶碗、茶花、掛け軸、招く側、お客様、その茶室という宇宙の空間の中での調和。
仕事なら、自分とその目の前に現れる方達や物質(お金、製品、目には見えませんが様々なサービスなど)、電話、パソコンなど道具も含めた調和。
目の前にある全ては生命の星、この地球から生まれたものです。
今だからこそ、調和、生命を感じてみてはいかがでしょうか。
理想ではなく、誰でもすぐにできること。
目の前の方と闘うのではなく、完全でもなくても良いので、右翼曲折しながらでも限りなく調和を目指したなら、本当に素敵だと思いませんか。